ヒスイは、宝石です。それを気軽に拾うことができます。世界一の産出地はミャンマーですが日本でもヒスイの原石を収集できる地は、10ヶ所あります。しかし、宝石質として収集できるのは、新潟県糸魚川市を中心にした糸魚川市と富山県朝日町だけです。
世界的にヒスイは、ほとんど山の中で産出しますが長い年月の間に川下に流されて糸魚川市〜朝日町の海岸で拾えるわけです。また、上流から流されたヒスイの塊は、角が取れて人工的に磨いたような美しい状態で拾えます。また、上流ではヒスイの判別は難しいのですが、海岸では、磨かれて比較的容易なのです。
今から約45年前 地元では第一次ヒスイブームがあり老若男女を問わずヒスイひろいに熱中しました。今でも地元の家庭には家宝としてヒスイが飾られ、そして指輪、ペンダントの加工が流行しました。
当時の海岸は、広くそしてどこまでも続く海岸であったため良い質のヒスイが取れる確立が高く悪質なものは誰も拾わなかったと聞きます。私も小学生の時に父に連れられ探したものです。それが現在では、海岸侵食・テトラ設置とダム工事のため海岸が少なくなくなり良質のヒスイが取れなくなりました。海底の石が動かなくなったということです。
しかし、市振海岸、朝日町宮崎海岸はまだまだ良条件の海岸もあり『運・感・根性』があれば拾うことが可能です。