翡翠 ヒスイの紹介

越後 市振の関 ヒスイコレクション

日本のヒスイ産地

ヒスイは、宝石です。それを気軽に拾うことができます。世界一の産出地はミャンマーですが日本でもヒスイの原石を収集できる地は、10ヶ所あります。しかし、宝石質として収集できるのは、新潟県糸魚川市を中心にした糸魚川市と富山県朝日町だけです。

世界的にヒスイは、ほとんど山の中で産出しますが長い年月の間に川下に流されて糸魚川市〜朝日町の海岸で拾えるわけです。また、上流から流されたヒスイの塊は、角が取れて人工的に磨いたような美しい状態で拾えます。また、上流ではヒスイの判別は難しいのですが、海岸では、磨かれて比較的容易なのです。

今から約45年前 地元では第一次ヒスイブームがあり老若男女を問わずヒスイひろいに熱中しました。今でも地元の家庭には家宝としてヒスイが飾られ、そして指輪、ペンダントの加工が流行しました。

ヒスイの手作りペンダント当時の海岸は、広くそしてどこまでも続く海岸であったため良い質のヒスイが取れる確立が高く悪質なものは誰も拾わなかったと聞きます。私も小学生の時に父に連れられ探したものです。それが現在では、海岸侵食・テトラ設置とダム工事のため海岸が少なくなくなり良質のヒスイが取れなくなりました。海底の石が動かなくなったということです。
しかし、市振海岸、朝日町宮崎海岸はまだまだ良条件の海岸もあり『運・感・根性』があれば拾うことが可能です。

ヒスイの見分け方

  1. WEB・カタログ等に紹介されているものは、良質なヒスイがほとんどです。 実際に海岸などで探すときにあることは確かなのですが、粗悪なヒスイの場合が多いので応用ができず見つけることは困難です。
  2. ヒスイ海岸の石何回も通っているうちに分かるようになります。ヒスイではないのに自分が拾った石がヒスイに見えてくるのが不思議です。
  3. 海岸に行く前にヒスイ特徴を頭に叩き込む。ヒスイの色は、白、灰色、黒、緑、水色、青、薄紫が基本である。鉱物元素の混ざりぐわいで同じヒスイはない。
  4. まず、白っぽい石をすべて拾う。常に濡れている波内際や、海の中を見る。
    80%は白が混じっている。海の中では存在感があり、白なのに水色っぽく目に見えるのは可能性が大である。
  5. 石の形を見る。多面体である。面があり、角がある。角の取れたまん丸の石は90%ちがうということである。
  6. 触った感触は、80%ツルツルしている。ざらざらしていたり、ヌルヌルしていることはない。
  7. ラベンダーの様な上品な色のヒスイ石の表情は、半透明で上品である。ヒスイと違う石はどことなく色が下品である。
  8. 実際のヒスイは比較的重いが、拾える石は3cmぐらいのものが中心なためヒスイの重さを実感するのは難しい。
    7cmぐらい以上になると重さが実感できる。
  9. 石によっては、乾くと結晶が確認できる。『味の素』を散らばめたように見える。大きい物で1mm×3mm の手でちぎった和紙の短冊のような形である。
    ルーペを持参してもおもしろい。
  10. 良質な物ほど容易にヒスイと判断ができるが粗悪なヒスイほどベテランでも確信はできない。ヒスイだと信じることである。
  11. 最終的な判断は、ベテランや、フォッサマグナミュージアムに持ち込むことを勧める。
ヒスイ海岸でとれた石 太陽の下で見るヒスイが一番キレイ!!

宿泊地の紹介

親不知観光ホテル ホテル糸魚川
親不知観光ホテル

日本海を望む断崖絶壁に建ち、古い佇まいですが眺めと食事は抜群です。北アルプスを目指す登山者の利用も多いです。
〒949-0111 新潟県糸魚川市市振 119
TEL:025-562-3005

ホテル國富アネックス

高温良質の天然温泉が自慢の宿。雄大な自然の風景を眺めながらフォッサマグナ温泉に浸れば体の芯から暖まります。
駐車場:無料 (乗用車で150台可 到着順予約不要)
〒941-0071 新潟県糸魚川市大字大野 298-1
TEL:025-550-1000(代)